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アパート事業基礎知識:坪単価 考 法定床面積 施工床面積

(`・ω・´)お盆でやす! って、始まりで書こうと思ったら、お盆が終わってた・・・

【坪単価】とは?

アパートの施工費用に付いて、施工会社が「坪単価」と言う音声を発っしたら、迷わず、

<総施工床面積における坪当たりの施工金額>

と思って、会話を続けて頂ければ、無用な、トラブルを回避出来るかと思います。

はい、我々不動産建築業者は未だに尺貫法の世界で生きておりますし、建物と言う三次元空間を平面で捉えております。

∵ “ 床面積 ” と言っても、各々が属する世界(笑)に依って内容が異なるからです。

例:建築行政、不動産業者様 ないしお客様 <法定床面積>
建築基準法に基づいた床面積の出し方に依る数字になります。
一定の条件を満たせば、ベランダや共用廊下等は面積は不算入になります。
<法定床面積>と言うので、「ホーユカ」とご発声致します。

例:我等が建築業者(笑)<施工面積>
実際に施工する床面積を表す数字になります。
ベランダや共用廊下等が建築基準法上不算入になっても、施工する床面積には費用が掛りますので。勿論、ベランダや共用廊下が居室と同じ単価の施工費用が掛かる訳では無いですが・・・
<施工床面積>と言うので、「セコーユカ」とご発声して頂ければと存じます。

既にお分かりの様に、坪単価の数字が同じであれば、発注する側はホーユカに対する坪単価で計算をし、発注した方が安くなりますよね。

でも、建築業者からみれば、実際に施工して費用が掛かるベランダや共用廊下等の費用がゼロ換算にされたら堪ったもんでは無いでしょう。

【坪単価】に含まれる内容は?

坪単価の考え方に合意形成が終わった後、この数字の中に何が含まれるのか、含まれないのか?

先ずは(?)、建物建物本体のみと考えていた方が無難です。ゼネコンや設計士によっては基礎も別途で考える事も稀に良くあります(笑)。地盤改良計画(と言うより杭計画)によって基礎の構造が左右されるからです。以下のものは別途料金と思いましょう。
その土地土地に依って、費用が異なる場合が多いので、別途にせざる状況をご理解頂ければ幸いです。

・地盤改良費
 それぞれの土地の地盤状況<地耐力>に依って地盤改良費が変わってきます
・外構費用
 敷地内の空地の植栽等 や 隣地との境界塀設置等
・インフラの敷地内引込
 電気 水道 ガス の、所謂(?)メーター取得or設置料金。
前面道路迄の各設備管の敷き込み費用。

&
消費税
 言わずもがなか・・・
以上

<何を基に坪単価を算出したのか、そこには何が含まれるのか何が含まれるのか>
を、打ち合わせや商談の前に予め決めておけば、無用なトラブルは回避出来るかと思います。

Sean Y.

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